THE BERZERKER

(バーザーカー)

THE BERZERKER

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THE BERZERKER Biography

THE BERZERKERは1995年、LENNY-DEEのレーベル、INDUSTRIAL STRENGTHと契約を交わしたスピード狂のDJが発端となって始まった。彼のライブでの評判が広まり、EARACHEがデスメタルの巨匠、MORBID ANGELの楽曲のリミックスを依頼。これが好評で、EARACHEはTHE BERZERKERとサイン。彼はオーストラリアに戻り、今までにないノイジーな1stアルバムの制作を開始するのであった。 当初、デヴィン・タウンゼンドのプロデュースの下、デヴィッド・ヴィンセント、ケヴィン・シェイプ、ダン・リルカ、ジェッド・シモンズらが参加した、オーストラリア人ルークのプロジェクト、THE BERZERKER。しかし、自分自身で、無名なメンバーと作品を創ったほうが自分のビジョンをはっきりできると気づいたルークは、オーストラリアに戻りギタリスト兼ボーカリストのSBを入れ、メルボルンの伝説的メタル・バンド、THE WOLVESのEDとジェイをギタリストに迎える。そしてようやくセルフアルバムタイトルが付いた1stアルバムのレコーディングが開始されたのはプリプロから2年経ってからだった。 それから1年後の2000年、「THE BERZERKER」アルバムは完成し、メディアで絶賛されものの、その行き過ぎた音楽性に賛否両論の声もあった。アルバムを気に入り、馬鹿げたブルータリティを楽しむものも入れば、絶えず鳴り止まないサンプルやエレクトリックなバスドラ、究極に速いビートに耐えられないものもいた。反応は様々であったが、バンドはメルボルンのローカル・バンドのメンバーをリズムセクションに用いライヴを行う。彼らのライヴはただやかましいだけではなく、恐ろしいマスクを被るなどビジュアル的にも凝っていた。そして、ライヴでの経験をどんどんと積んでいき、今までのバンドにないクレイジーでヘヴィな方法でファンを魅了していった。 USツアーではDYING FETUSやGORGUTS、SKINLESSらと回る。評判は上々だったが、バンドとしてのまとまりに満足できず、ツアー終盤にはセッション・メンバーが抜けてしまう。しかし、新たに加入した2人のメンバー、パースのバンドPLAGUEからゲイリー(Dr)とABRAMELIN/ACKERCOCKEのマット・ウィルコック(Gu)のおかげで何とか持ち直すことになる。 この2人を迎え、2002年にリリースされた2ndアルバム「Dissimulate」のレコーディングを開始する。新メンバーの経験やテクニックはTHE BERZERKERに新たな息吹を与え、更なるスピードとブルータリティを加えた傑作になった。このアルバムからの楽曲“No-One Wins”はビデオにもなり、当時この曲のドラムはギネスブックに申請するべきじゃないかと提案されたほどだったと言う。ちなみに、全てのジャケに登場する竜のロゴはイヴァン・ケニー・スミガによるもの。 その後もオーストラリアをツアーしたバンドは2003年から2004年にかけてIMMOLATIONやVADER、ORIGINらとUSツアーを行い、その後イギリスではヘッドライン・ツアーを行う。EARACHEのクリスマス・パーティにも出演し、その凶悪振りをレーベルとファンに見せ付けた。
これらのツアーはDVD「Principles and Practices of the Berzerker」に収録され、2004年にリリースされる。
その後、クリスマスを挟んでまたもやUSツアーをNILE、NAPALM DEATH、STRAPPING YOUNG LAD、DARK TRANQUILLITYらと回る。しかしNY公演でドラマーが客と喧嘩し、結果、足の骨を折り、脊椎を損傷してしまうという大惨事が起こる。しかし次のツアー費用のために残りのライヴを決行しなくてはならなかったが、NILEのドラマー、トニー・ローレアーノによるサポートによって毎夜CARCASSのカヴァー“Corporeal Jigsore Quandary”をプレイすることでショウを乗り切ったのだった。

先ほど挙げたDVDはこのツアーのあとに編集、制作される。この頃、バンドは初めてマスクを取ることに決め、その後マスクをつけることはなかった。そして2005年バンドは3rdアルバム「World Of Lies」のレコーディングをパースに引っ越したゲイリーと、AKERCOCKEに加入するためイギリスに移り住んだマットと共に開始。このアルバムは約1週間で録られ、本能のままに作られたという。
人間のドラマーを使わず、マシンを使用し、ギターはアンプを使わず直接録音したそう。彼らの新しいレベルに到達したこの「World Of Lies」は全世界で評判を呼び、THE BERZERKERの名を更に広める結果となった。

そして2006年THE BERZERKERは、本作「ANIMOSITY」のレコーディングに突入し、この狂気の傑作を完成させたのだ!!

discography

ANIMOSITY
2007.05.16