MAROON

(マルーン)

MAROON

Member

ANDRE MORAWECK / ヴォーカル
SEBASTIAN GRUND / ギター
TOM-ERIC MORAWECK / ベース
NICK WACHSMUTH / ドラム
SEBASTIAN "RIECHTOR" RIECHE / ギター

MAROON Biography

98年初頭、MAROONはドイツのNordhausenにて結成された。当初は、EARTH CRISIS、MORNING AGAIN、DESPAIRなどのアメリカン・ニュースクール・ハードコアの影響を反映させたバンドとして活動していた。サウンドは、ブルータルなハードコアにメタル・リフを融合させたスタイルであったが、彼らを語る上では、政治的な姿勢とオルタナティヴ・ライフスタイルの提案等を歌詞に込めたヴィーガン・ストレートエッジの信念に基づいていることも忘れてはならない。

99年にデモ「THE INITIATE」を制作し、翌00年の春には1st MCD「CAPTIVE IN THE ROOM OF THE CONSPIRATOR」をリリース。同年に行われたヨーロッパ・ツアーではEARTH CRISIS、MORNING AGAINとステージを共にし、01年にはABSIDIAとのスプリットEP、SELF CONQUESTとのスプリットCDをそれぞれリリース。その後はHEAVEN SHALL BURN、CALIBAN、MADBALLとのツアーをこなし、02年には遂に1stアルバム「ANTAGONIST」をアメリカのCATALYST RECORDSよりリリースする。この1stアルバムはCATALYST RECORDSベストセラー・レコードとなり、南米ツアー、ヨーロッパでヘッドライニング・ツアーを行う。

このくらいの時期になると、ハードコアと同時に聴いて育ったAT THE GATES、THE HAUNTED、IRON MAIDEN、METALLICA、SLAYER、SEPULTURA、DISMEMBERらのメタル・バンドの影響が強く出始め、サウンドは変化していく。

03年、本国ドイツのALVERAN RECORDSと契約し、2ndアルバム「ENDORSED BY HATE」と1stアルバム「ANTAGONIST」の再発盤を同時にリリースする。「ENDORSED BY HATE」はTue Madsen(THE HAUNTED、MNEMIC)をプロデューサーに迎え制作された。それまでの彼らからは想像もつかないほど、メタリックで凶暴なアルバムで、大きな転機にもなった。

06年、CENTURY MEDIA RECORDSとのディールを獲得し、3rdアルバム「WHEN WORLDS COLLIDE」発売前に待望の初来日を果たす。メタルらしい整合感ある演奏と、ハードコア然としたヴォーカル、Andreのステージングで、新旧のファンを納得させる怒濤のライヴを披露。
「WHEN WORLDS COLLIDE」はJacob Hansen (MERCENARY、FEAR MY THOUGHTS) プロデュースで制作され、メロディーにより重きを置いたヘヴィー・メタル・アルバム。同郷のCALIBAN、HEAVEN SHALL BURNと並んで、ドイツからヨーロッパの代表バンドの仲間入りを果たした。

3rdアルバム「WHEN WORLDS COLLIDE」をリリースした後、KORN、OBIRUARY、STRAPPING YOUNG LAD、ARCH ENEMY、THE BLACK DAHLIA MURDERなど、様々なビッグ・ネームとのツアー、ライヴを重ね、ROCK HARD、WITH FULL FORCE、WACKEN、SUMMER BREEZEのような著名なフェスティヴァルにはほとんど出演を果たす。

そして07年、止まることを知らないMAROONは、ほとんどオフの期間を作らず、本作「THE COLD HEART OF THE SUN」のための作業を開始する。レコーディングは、前作と同様Jacob Hansenのスタジオと、HEAVEN SHALL BURNのギタリストでもあり、NEAERAやNARZISSのプロデュースも手がけたAlexander DietsのRape Of Harmonyスタジオにて行われた。なお、アートワークを担当したのはMAROONのオリジナル・ギタリストのMarc Zechだ。
肝心のサウンドは、結成してからこれまでの彼らの結晶と言える最高傑作に仕上がった。特筆すべきは、あまりにも激しすぎるブレイクダウンと深みを増したメロディーの見事としかいいようのない対比だ。アメリカのメタル/ハードコア・バンドを凌駕するほどのマスターピースが、ここに完成した....!!!