THE AGONY SCENE

(ジ・アゴニー・シーン)

THE AGONY SCENE

Member

Mike Williams / マイク・ウィリアムズ- vocals
Chris Emmons/クリス・エモンズ - guitar
Brian Hodges/ブライアン・ホッジス - guitar
Chris Rye /クリス・レイ- bass
Ryan Folden /ライアン・フォールデン- drums

THE AGONY SCENE Biography

オクラホマ州タルサ出身。このアメリカの西部に位置する静かな街はそれまでヘヴィ・ミュージック・アクトが生まれる土地としては一切知られていない街であり、大陸を移動する時に立ち寄る休憩場所としか捕らえられていなかったこの土地は、彼らの出現によりそのイメージを変えようとしている。
 タルサで生まれ育った5人が、自分達でヘヴィなサウンドをこの街から発信しようと結成したのがこのジ・アゴニー・シーン。当時のラインナップはマイク・ウィリアムズ(vo)、ブレント・マスターズ(dr)という2人を中心に、クリス・エモンズ(g)、ジョニー・ロイド(g)、マシュー・シャノン(b)という5人。地元を中心にギグを重ねながら曲を作り上げていった彼らのその活動がSOLID STATE RECORDSの目に止まり、2003年、同レーベルよりバンド名をタイトルに冠したデビュー・アルバム『THE AGONY SCENE』を発表(プロデュースはキルスウィッチ・エンゲイジのアダム・デュトキエビッチ)、そのアメリカン・メタルとヨーロピアン・メタルを融合させたサウンドは当時その勢いを付け始めていたメタルコア/ハードコア・シーンから圧倒的な支持を得、デビュー・アルバムながらCENTURY MEDIAを通じてヨーロッパ・デビューも飾っている。このアルバムはアメリカはもとよりイギリスの各ヘヴィ雑誌からも称賛され、KERRANG!誌では「ジ・アゴニーシーンはアメリカから出てくるヘヴィ・バンドの中でも最も期待の持てるバンドだ」と、またROCK SOUND誌では「アメリカのヨーロッパ・メタルに影響を受けたメタルコア・バンドの中において頭一つ抜きん出た、クレイドル・オヴ・フィルスの野獣性をも感じさせるバンド」と、絶賛された。
 アルバム発表後もNORMA JEANらと全米ツアーを行うなど積極的に活動を続けていたのだが、その途中にギターのジョニーとベースのマシューがバンドを脱退、バンドはすぐさま代わりのメンバーを入れる事をせず、自分達の中にあるサウンドを一緒に作り上げて行けるメンバーを見つけるまで一旦活動を休止する。そこでバンドはスティーヴ・ケイ(Gu)とブライアン・ホッジス(Ba)をメンバーに迎え入れ、バンドとして、より強靭な一体感とプレイヤビリティを手に入れた。それとほぼ時を同じくしてROADRUNNER RECORDSとの契約を獲得する。 2004年末から、バンドはクレイドル・オヴ・フィルスなどを手がけるロブ・カジアーノをプロデューサーに迎え、『ザ・ダーケスト・レッド』を2005年にリリース。
 その後ROADRUNNERを離れ、現在のレーベルCENTURY MEDIAに移り、今作「GET DAMNED」を完成させた。プロデューサーにはアンドレアス・マグヌセン(THE BLACK DAHLIA MURDER、TWELVE TRIBES)を起用。またドラマーがライアン・フォールデンに交代し、前作までギターを担当していたブライアン・ホッジスがギターに転向している。
 メタル・コアというジャンルに一般的には分類されながらも、正統派メタルの色もガンガンに押し出し、最早ジャンルの垣根を越えた純然たるメタル・バンドの様相を見せだしたTHE AGONY SCENE。ヨーロッパ・テイストとアメリカン・メタルを上手くブレンドさせたその音感は、今後のシーンを占う重要な作品となる、そう言ってしまってもいい程の完成度を誇っている!

discography

GET DAMNED
2007.12.19