FEAR MY THOUGHTS

(フィア・マイ・ソーツ)

FEAR MY THOUGHTS

Member


FEAR MY THOUGHTS Biography

FEAR MY THOUGHTSは、98年にドイツで結成された。今でこそ、メロディック・デスメタル・スタイルを確立した彼らだが、1stデモを制作した時点での音楽性は、オールドスクールなハードコアだったそう。00年に1st MCD「SAPEREAUDE」、そして記念すべき1stアルバム「23」をLET IT BURN RECORDSよりリリースする。SHAI HULUDのメロディーとCONVERGEの混沌を掛け合わせたようなハードコア・サウンドが、アンダーグラウンド・シーンで話題を呼んでいた。01年にリリースされた2ndアルバム「VITRIOL」では、より洗練されたメロディーと高いレベルの楽曲を聴くことが出来る。その後は、THE DILLINGER ESCAPE PLANやCALIBAN、SHAI HULUD、ICARUS LINE等とツアーを行い、またチェコのピルゼンで行われたFluff-FestやベルギーのIeper Hardcore-Fest、Goodlife-Summerfest、スイスのSwiss Kingshot Fest等にも出演し、その名を広めていく。03年にFEAR IS THE PATH TO THE DARK SIDEとのスプリットCD「THIS MACHINE RUNS ON FEAR」をリリースし、LIFEFORCE RECORDSへと籍を移す。04年に3rdアルバム「THE GREAT COLLAPSE」、05年に4thアルバム「HELL SWEET HELL」とコンスタントにリリースを重ねる。「HELL SWEET HELL」では、プロデューサーにJacob Hansen (RAUNCHY、MAROON、HATESPHERE) を迎え、彼らのそれまでの最高傑作に仕上がっている。 そして本作「VULCANUS」は通算5作目となるフル・アルバムだ。FEAR MY THOUGHTSは、単にメタルコア、と言ってもAT THE GATESやDISMEMBER等の寒々しい北欧の息吹感じるデスラッシュ、SOILWORKやARCH ENEMYのような叙情的なメロディを携えたメロディック・デス、同郷HEAVEN SHALL BURNやCALIBANのようなアグレッション全開のメタルコア・スタイルが同居しており、一言で彼等の音楽性を表現するのは困難である。しかし、そこにこそ「現代のメタル」が存在しており、新しい物を求める「現代のリスナー」に訴求する音なのである。本作では、前作で強調された泣きのメロディが強化され、更にエッジの効いたスラッシーなサウンドを披露しているが、70年代のハード/プログレッシヴ・ロックといった要素も導入されており、更に音楽の幅が広がったと言えるだろう。LAMB OF GODやSHADOWS FALL、KILLSWITCH ENGAGEといったジャンルをクロスオーヴァーするバンド達の群雄割拠に確実に割って入ることの出来る、そして妙な偏見は捨てて「これはメタルだ!」と膝を叩きたくなるようなバンド、それがFEAR MY THOUGHTSなのだ!! プロデューサーは前作同様Jacob Hansen。ゲストにはDESTRUCTIONのMarcel "Schmier" Schirmer (Vo) とMike Sifringer (Gu) が参加している。

discography

VULCANUS
2007.03.07