Evocation I: The Arcane Dominion
イヴォケーション1 ~神秘の地ガリア~
HOWLING BULL RECORDS
09.07.29
HWCY-1272
2300円(税込)
冒険物語は続く…
過去数年にわたりエルヴェイティに起きたことは、いわゆる「現象」ではない。それは自分が心底愛するものに対して行われる重労働であり、情熱的な仕事であった。
スイスから来た8人組がヨーロッパの秘密のアンダーグラウンド・バンドから世界的に評価されるバンドに上り詰めるまで時間は掛からなかった。しかしそのために、たくさんの血と汗と涙が流されたのだった。
エルヴェイティは彼らのヒット作品「スラニア」を2008年2月に発売し、その後、1年弱の間に3つのヨーロッパツアー (Paganfest 08, Heidenfest 08, KREATOR tour 09)と2つのアメリカツアー (Paganfest 08, KATAKLYSM tour 08)を行った。興奮したリアクション、どこでもソルドアウトになるショー、新しく世界各地から得るリスペクトは彼らが受けるに値するものだった。そしてベースのラフィ・キルダーと彼の双子の兄弟で 笛奏者のセヴァン・キルダーの脱退。これは色々な意味でメンバーを落胆させた。
いままでよりも強くなったエルヴェイティ(現在は新しい笛奏者のペイドと元カタラクトのベース、ケイ・ブレムが加入している)は、2008年の終わりまで彼らのガリア神話の聖戦を続けた。
そしてメインのメンバーであるクリゲル・グレンツマンは、既にある程度準備されていた新しいアルバムの曲を書くために短い休暇を取った。今回はバンドの音は、音の戦場といった感じではなく、古のメロディーとピュアなアコースティック・フォーク・ミュージックへの深い欲求が現れたものになった。エレキ・ギターもエフェクトも掛かっていないのだ。ピュアで真っ直ぐでれっきとしたフォークロアなのだ!
もしアナタが彼らの今までの努力を知っていれば、バンドが色々な方向で成功したことは言及するまでもないだろう。15曲の内、いくつかの曲を除いたほとんどの曲が古代ガリア語で書かれているのだ。そのパートは主に手回しオルガン奏者のアンナ・マーフィーによって歌われている。また、「イヴォケーション1」では、数人のゲスト・ミュージシャンも参加している。
「イヴォケーション1 ~神秘の地ガリア~」はフォークの珠玉作品であり、この作品はこのバンドのファンのみならず、全てのジャンルの音楽ファンを魅了するはずだ。間違いない!
1 | サクラポス ~はじめの一瞥~ |
2 | 魔女 |
3 | 少女の呪い |
4 | 神秘の地ガリア |
5 | 林の中で |
6 | 復活の大釜 |
7 | ナタ ~恋に苦しむ男の詩~ |
8 | オムノス ~狼と少女~ |
9 | 集え、カーヌシアンの森 |
10 | デスミース・ルーゲ ~ガリアの呪い~ |
11 | ゴバノ ~ベルネという男~ |
12 | ヴォヴェソ・イン・モリ ~悲しみ~ |
13 | 舞曲メメント |
14 | 食べ物を与えよう |
15 | サクラポス ~おわりの一瞥~ |