FOXY SHAZAM

(フォクシー・シャザム)

FOXY SHAZAM

Member

Loren Daniel Turner / ギター
Eric Sean Nally / ヴォーカル
Schuyler Vaughn White / ピアノ、キーボード
Daisy / ベース
Joseph Allen Halberstadt / ドラム

FOXY SHAZAM Biography

自称 ""ロックンロール界のEvel Knievel (註 : 70年代に活躍したアメリカの伝説的なバイク・レーサーのこと) "" のFOXY SHAZAMは、NEW WEATHERMEN/FERRET MUSICから、08年1月のリリースするアルバム「INTRODUCING」で世界にその奇妙な存在感を遺憾なくアピールする。

CHIODOSやHEAVY HEAVY LOW LOWの作品を手がけたことで知られるCasey Batesをプロデューサーに起用した本作は、かなり奇怪な空気を醸し出している。『散りばめられたピアノにハードコア由来のノイズ、歪んだソウルを誰もが思いつかなかった方法論でミックスしたポップ・アルバムだ』とヴォーカルのEric Nallyは語る。『アルバムで言いたいことは、要は気分良くダンス・パーティーをしようぜってことさ。俺たちは、自らををさらけ出し投げ出すことでステップ・アップして来たんだ。だからこの作品を作るときは、それによって自分たちが成長するってことを重視したよ』収録曲の曲調のバラエティーは多岐に渡っている。『""Dangerous Man""って曲は、ロビン・フッド映画のサントラのために作った曲。他にも""Red Cape Diver""って、ブル・ファイターの曲があるんだ。仕事に行く前に必ず家族に愛してると伝えてから出かける男の歌なんだよ。それ以外はほとんど楽しくやろうぜっていう曲さ』本作からの先行シングルは""Yes! Yes! Yes!""。これは彼の言うように生粋のパーティー・ソングだ。

FOXY SHAZAMは、04年の結成以来ひたすらパーティーし続けてきた。オハイオ州シンシナティ出身の4人組は、KARATE HIGHSCHOOL、EYE SET TO KILLと共に、バンド初のオフィシャル・ツアーに出た。(過去に自分たちのブッキングでTUB RINGやLOOK WHAT I DIDらとツアー経験はあるが)彼らはライヴの評判が非常に良く、それこそが彼ら自身がバンドを続けていくべきだと判断した決定的な理由でもあるそうだ。
ソングラインティングについて、ギターのLoren Daniel Turnerはこう語る。『初期の段階で俺たちがイケてる!と思ったサウンドなら、それがどんなものであれやってくってことに決めてたんだ』その結果、この世に蔓延るいかなるジャンルにも属さない、と同時に広い層からの支持を受けるサウンドになったわけだ。
『ライヴをやるといつも評判が良くてさ。それが年配ぱっかのバーでも、ハードコア・キッズばっかりライヴでもそうだった』そんな破天荒な勢いでライヴを行ってきた彼らは、各地にファンを作ってきた。彼らのパフォーマンス自体もまた過激だ。例えばピアノ/キーボードのSchuyler Vaughn Whiteが切断された鹿の蹄でピアノを弾いたり、ヴォーカルのEricが自分の頬でタバコを消したり。この変態的かつ謎の行動も、FOXY SHAZAMのアイデンティティーの重要な部分を占めている。何故なら彼らの魂が繰り出す視覚的表現のひとつだからだ。

05年に自主制作で完成させたデビュー・アルバム「THE FLAMINGO TRIGGER」をリリースすると、彼らは18ヶ月で200回という過酷なツアーをこなしていった。予測不能のステージングと変態的であるもののキャッチーな楽曲を武器に、彼らの評判は口コミで広がって行く....。やがてその噂は、現在アメリカでもっとも変態サウンドをプレイしているという、THE NUMBER TWELVE LOOKS LIKE YOUのヴォーカルでありPIERMONTというマネージメントのJesse Kormanの耳に届いたのだ。こうしてFOXY SHAZAMはPIERMONT所属のバンドとなり、その直後にNEW WEATHERMEN RECORDSのNick Storchに紹介され晴れてレーベル契約も完了。NickはFOXY SHAZAMとの出会いを次のように語る。『最初にJesseにこのバンドを紹介されたときはさ、音源聴いてなんだコレつって放っといたんだよね(笑)。けど数週間後に気分を新たに聴いてみたんだ。そしたらシックリ来てさ! こいつらはカオティックなだけじゃなくてポップな要素を多く含んでる、こりゃすげーインパクトあるわってね』

discography

INTRODUCING
2008.01.19