CHTHONICが台湾プロ野球セカンド・シーズンの始球式に参加

2013-07-10 (水)

そのときの映像はこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=NlWqA22ut9M
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セカンド・シーズンが7月5日にスタートした台湾のプロ野球。CHTHONICはその日、球団ブラザー・エレファンツに招待されて始球式に登場し、パフォーマンスと投球を行った。午後の嵐のせいで機材の準備が遅れてしまったため、彼らはサウンドチェックをすることができず。不安いっぱいのままQUEENの”We Are the Champions”のカバーを演奏した。ミッションは問題なく達成され、スタジアムに興奮の渦を巻き起こすことに成功した。CHTHONICメンバーの5人は全員、それぞれのために特注で作られたユニフォームを着用して投球を行った。特にセクシーなユニフォームをまとったDorisの投球の際は一際大きな歓声が上がり、彼女の人気の高さがうかがわれた。
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ブラザー・エレファンツは、ずっとCHTHONICに始球式に来てもらいたいと思っていたので、イギリスのダウンロード・フェスティバルから戻った直後、遂に連絡を取ってみたそうだ。その結果、両者は直ぐに合意に達したという。「メタル」と「野球」のコンビネーション効果を最大限発揮するために、パフォーマンスだけではなく、実際に投球も行うという企画になった。メンバーたちは1ヶ月かけてパフォーマンスに関するアイディア出しや練習をして企画を練ったという。リーダーのDorisは、最初は”Take Me Out to the Ball Game”を演奏しようとしていたが、どうアレンジしても子供の歌のように聞こえてしまうので断念し、最終的に”We Are the Champions”を演奏することに決めたと説明した。
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ギターのJesseは、この変更のアイディアには大賛成だった。リアレンジにかけられる残り時間は少なかったものの、”We Are the Champions”に関しては1週間で彼らのバージョンを完成させることができたのだ。そして観客からのリアクションは、彼らが思っていた以上のものだったという。Jesseは「このカバー曲のシングルを出さなきゃかもね!」と言っている。
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CHTHONICメンバーは、この名誉ある始球式の投球をとても楽しみにしてた。そして彼らは早めにスタジアム入りして投球練習をすることに。実はキーボードのCJは子供の頃に野球をやっていたのだが、それ以外のメンバーの野球との関係性は「野球ファンであること」に留まり、全く野球をした経験がなかったのだ。投球が終わってCJに誰が一番投球が上手かったか聞いたところ「そりゃDorisでしょ!」と答えた。人気プロ野球選手で、ナショナル・チームのプレイヤーでもあるペン・チェンミンも「今まで始球式で投球した誰よりもDorisが上手だった」と言っていたそうだ。
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Freddyは「もう俺はプロ野球リーグでプレイしたことがあるって言えるよね、始球式で投げたんだから(笑)」と言った。彼はブラザー・エレファンツのファンサイトの管理者をやっていたこともあるほどのファンなのだ。「こんな名誉なことやらせてもらえるなんて夢にも思ってなかったよ」と大喜びだった。
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CHTHONICは最新アルバム「Bu-Tik 武徳」を6月にワールドワイドで発売したばかり(日本盤は5月29日)。ジャケットのデザインでは戦う魂を持ったアルビノ(先天性色素欠乏症)の女性がデザインされているが、今回の始球式と試合観戦にCHTHONICはアルビノの人たちを招待した。「みんな野球選手のように強い魂を持って最後までプレイをやりきるっていう、そういう生き方をしてくれたらいいなって思う」とFreddyは言っていた。
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Chthonic
Bu-Tik 武徳
2013.05.26