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(アンバーリン)

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anberlin Biography

遂に彼らの名を歴史に刻む、決定的なアルバムが完成した!!
至上のメロディー&ポップセンス、アメリカンEmo,インディーズシーン最後の大物、通算3枚目にあたる「Cities」で待望の日本デヴュー!!

FALL OUT BOY、MY CHEMICAL ROMANCE、YELLOWCARD、HAWTHORNE HEIGHTSといった今をときめくアーティスト達とのツアーで、フロリダ出身のAnberlinの名は全米に知れ渡った。Aaron Sprinkle(MXPX,Mae等)をプロデューサーに迎えた本作「CITIES」では、ロックというカテゴリーのなかで変幻自在にスタイルを変えている。

作曲を担当している、ヴォーカルのStephenはこう語る「anberlinは常にいい音楽を作ってると思うんだ。その上で新しいアルバムは今までで最高のものだと自負してる。一曲一曲に全力を注ぎ込んでプロジェクトを進めてきたんだ。」

14万枚を売り上げた「NEVER TAKE FRIENDSHIP PERSONAL」についてギターのMilliganは「俺達にとって2005年の「NEVER TAKE FRIENDSHIP PERSONAL」は大きな意味を持ってるんだ。でも「CITIES」はそこから進化したものだと思ってる。2枚目のアルバムを出した後、俺達は長いツアーをやった。そのことが俺に色々なことを考える時間をくれて、最高の作品を作り上げることができたんだ。」

Sprinkleのホーム・スタジオで制作が行われ、ドラムはLondon Bridge Studio(PEARL JAM、ALICEIN CHAINS、TEMPLE OF THE DOG、BLIND MELON等の制作が行われたスタジオ) でレコーディングされた。「シアトルから北に40マイルほどにあるこの木で出来たスペースで、素晴らしい作品が作られたんだ。ここには広いライヴスペースがあって、プリプロの時に皆で演奏したんだ。まさにピッタリのスペースだったよ。そこでは、自分が歴史的な場所にいるって感じさせてくれた。それはレコーディングをやるのに最高のモチベーションになったと思う。」 (Milligan)

Anberlinのサード・アルバムとなる本作は、彼らにとって紛れもなく最高の作品だと言えるだろう。その事は、度肝を抜くような”Godspeed”、BEATLESのようなゴージャスな”Inevitable”、そしてメロディが暴れまわる”Hello Alone”で証明されているし、それを支えるMilliganとStrayerのリフ、RexroatとYoungのリズム、そしてChristianのヴォーカルの一体感は絶妙である。

anberlinのサウンドが他のバンドと一線を画すのは、リスクを省みない意思である。例えば、10分を超える”Fin”では、ROLLING STONESのアルバム「BEGGARS BANQUET」や「LET IT BLEED」を参考にして作られたという。

そのことについてChristianはこう語った。「俺達はただいろんな種類のパーカッションを持ちよっただけなんだ。そしてJoeyのギターに合わせて演奏を始めて、俺は思いついたものを歌っていったのさ。そうして”Fin”が作られたんだ。以前STONESのDVDを見ていたら同じ事をやっててさ。前からやってみたかったんだ。これ以上満足できるものはそうそう作れるものじゃないよ。

“Tender”では、Milliganが間奏に使うつもりだったリフから生まれた曲だという。「Joeyが作ったものを聴いたとき、他の全員がこの曲を間奏に使うのはもったいないって思ったんだ。本当に素晴らしいギターラインだったんだよ。これは曲を作らないとって感じさ。」Stephenはこう続ける「バラードを作ったことはなかったから、俺達のレパートリーに新しいアプローチを取り入れようとしたんだ。」

Milliganの音楽に詩を付けていくのはまるでジグソーパズルみたいなものだとChristianは話した。「俺は詩を曲を組み合わせるのに時間がかかるんだ。大体は自分や他人の経験をもとにして書くことが多いんだ。ツアーの時には日記を書いたりするんだけど、そこから詩を考えたりすることもあるよ。うまくいくときもあるし、そうでないときもあるけどね。」

Stephenは彼の書く詩にTRAVISやTHE SMITHSらの影響を受けていると話す。だからといって常に気に入らない事について書いているわけではない。その書き方が詩に命を与えている。「もう曲を書くのに疲れた。多くの人が音楽を聴いてるけど、その本当の意味に耳を傾けようとはしていないんだ。」”A Whisper and A Clamor”の中でそう語っている。 「その詩は、ある意味ファンに対する挑戦といってもいい。多くの場合聴き手は一通りの解釈しかしないんだよ。俺は一つの作品に対して色んな考えを詰め込んでるんだ。前のアルバムの”Symphony of Blasé”に対してメールを貰ったんだ。そのメールには「彼女と別れて辛かったけど、この曲に救われた」ってね。でもあの曲は失恋の曲じゃなくて、アルコール依存症の話なんだってメールを送ったよ。つまりは、俺の音楽は『あぁ、君が好きさー』なんてものだけじゃなくて、もっと深い意味をもってるんだ。」

多くのanberlinファンはその深いメッセージを受け取っている。以前ニュージーランドで2万人のファンを前にライヴをやった時は衝撃的だったという。「本当に予想外だったよ。バックステージからは観客席が見えなかったんだ。準備が終わってステージに上がったときは、暫く息が止まった位さ。」(Milligan)

「ステージに上がると、オーディエンスの叫び声がきこえたよ。鳥肌が立ったね。俺は酒も飲まないし、クスリもやらないけど、何をやったってあの時以上にハイになれるとは思わないよ。」そうStephenは付け加えた。多くの人を感動させることが前作を上回る、「Cities」のポテンシャルといえるだろう。「音楽をつくるにあたって、俺達は有名なバンドになりたいなんて思った事は無いんだ。そんな事は問題じゃなくて、俺は今まで経験してきたこと、そしてツアーを楽しむだけなんだ。今俺達は次のレベルへ行く準備ができている。今回のアルバムは自信を持って送り出せたよ。」(Christian)

クリスチャンとしてのバンドのミッションとしてStephenはこう語った。「俺達には大きな地盤があるわけじゃないし、COLDPLAYやU2とは違う。俺達はただ、人々の人生に触れたいんだ。それには2通りの方法があると思ってる。一つはセックス、ドラッグ、ロックンロールって道。これは一時的なものだけどね。もう一つが人々の人生に投資するっていう道。俺は人生を振り返る時に、何か意味があったと思いたいんだ。」

「俺達にはまだ出来る事があると思いたいし、将来的にはもっと色んなことが出来るようになれればと思ってる。アルバムで成し遂げたい目標は特にないけど、出来るだけ多くの人の手に渡ってもらえればいいと思うよ。名声の為じゃなく、俺達が誇れるようにね。」そうMilliganは締めくくった。

最後に、Christianが「Cities」の根幹にある他の作品とは違う要素を語ってくれた。「俺達はそれぞれの楽曲に命を吹き込みたかったんだ。俺達の中で同じ音楽を聴いてるメンバーは居ないんだ。そして同じ視点から物事を考えたりもしない。これはバンドとしての強みだと思ってる。すべてはJoeyが曲にあわせてギターを弾くことから始まってるけど、全ての曲にメンバーそれぞれの味みたいなものが感じ取れると思う。それが積み重なって、anberlinとしての音楽を構成しているんだ。」

2007年「Cities」は世界を照らす。