THE BLACK DAHLIA MURDER
(ザ・ブラック・ダリア・マーダー)
Member
Trevor Strnad - VocalsBrian Eschbach - Guitar
Ryan Knight - Guitar
Max Lavelle - Bass
Alan Cassidy - Drums
THE BLACK DAHLIA MURDER Biography
今までに5枚のアルバムをリリースしたTHE BLACK DAHLIA MURDER。メロディックデスメタルを語る際に彼らの名前がでないことはなくなった。今回のアルバム『Everblack』で they once again demand the respect of peers and followers alike.「俺たちは常にクラシックデスメタルをルーツとした音楽を作り続けてきた。そして同時に新鮮で新しいものを作ってきた。『Everblack』は俺たちがこのジャンルで好きな全てのことを詰め込んだアルバムだ。俺たちにとってのチャレンジは常に今まであるものよりも良いもの、ファンを本当にエキサイトさせられるもの、を作るところにある。そして俺たちの過去のアルバムではファンから信頼されるだけの実績を獲得したと思っているし、このアルバムで成し遂げたことに対しても非常に誇りを持っているんだ」とトレヴァーは語る。
最もダイナミックでメロディック、彼らの力を完全に形にした前作、2011年発売の『Ritual』は彼らの根強いファンベースからの熱い支持を受け、世界中をヘッドライナーやCANNIBAL CORPSEやAMON AMARTHのサポートとしてツアーして周った。これに続く作品を制作するにあたってトレヴァーは多少プレッシャーを感じていたことを認めている。「『Everblack』を書いている時、俺たちは『Ritual』という化け物と戦わなければいけなかった。あのアルバムは俺たちが作った中で最大のそして最高に練られた、俺たちのサウンドが進化した作品だった。だけどこれが自作の制作に入った途端、その存在がモンスターと化してしまった。『Everblack』の曲はリフも良いし、今までで一番メロディックだし、分かりやすい。決して曲がメロウという意味ではなく、作曲力が純粋に上がった。俺たちの全てを次のレベルに持って行きたいという強い気持ちが出たんだ。」
これはアルバム10曲を通して明白に表れている。それぞれの曲が強烈な破壊力とと同時に魅力的なフックとオドロオドロしい雰囲気を持っており、これは正にバンドが得意とするところだ。そしてこのそれぞれの要素が、どこを取っても全く衰えることも方向転換することもなく、次のステージへと格上げされているのだ。つまり聴けば直ぐにTHE BLACK DAHLIA MURDERだと分かるサウンドに仕上がっている。
ギタリストのブライアンは今回のアルバムはシンプルにバンドが今出来る最高のことを形にしたものだと言っている。「俺たちがやることは常にBLACK DAHLIAスタイルだ。だが常にそれぞれの曲が個性を持つように心がけている。そうすれば今回含めて6枚になったアルバムの全ての曲の中で、それぞれの曲が埋もれることがなくなるからだ。俺たちが誤魔化しや小ズルい戦略に走ることはないし、女々しくなることもない。バンド内で『ここにどんなの入れたらカッコイイ?』って聴いた時に『Meat Loafみたいなフレーズ入れようぜ!』っていうヤツもいない。俺たちは俺たちだし、それを俺たちは誇りに思ってるんだ。」
今までの作品でもあったようなブルータル且つ巧妙なリフがふんだんに盛り込まれ、リードも強烈だ。ブライアンと、同じくギタリストのライアン・ナイトの2人は、今回もテクニカルなプレイスタイルと鋭いフックを生み出す作曲能力で更に作品のレベルを高めた。ソロの中には即興で弾いたものも多いという。今回は普段控え目なライアンもソロパートの部分ではレコーディングでしっかり主張をし、大活躍したという。
また、バンドを去ったライアン・ウィリアムズとシャノン・ルーカスの後に加入した、ベースのマックス・ラベル(ex.DESPISED ICON、GORATORY)とドラムのアラン・キャシディ(ex.ABIGAIL WILLIAMS)の2人はTHE BLACK DAHLIA MURDERのメンバーとして初めてのレコーディングに参加した。トレヴァーは「この2人は『Everblack』を通してたくさんのことを証明できるだろうと思ったし、それぞれのパートがステップアップすると思った。マックスは既に知り合いだったんだけど、彼はポジティブなヤツなんだ。彼はステージ上で強烈な存在感を放つんだけど、それがバンド全体にとって凄く力になるんだ。彼はダーティーで唸るようなベースサウンドをもたらし、そのお蔭でヘヴィーなパートがよりヘヴィーになった。」と語った。そして23歳のドラマーキャシディは天才だと言う。彼の情熱と能力が完璧にフィットしたという。「彼は凄くドラムプレイに関してクリエイティブで、素晴らしいスタイルをバンドにもたらした。」ちなみにライアン・ウィリアムズはバンドのメンバーではなくなったものの、アルバムのプロダクションに関わっている。
歌詞の面では彼らの強力な特徴でもある明確なホラーを基本にした物語の数々となっている。既存の曲の焼き直しは一切ない。最高のデスメタルに関する話や、陰惨だが見ずにいられない自動車事故に関するものまで様々だ。トレヴァーは恐怖をこういった空想から生み出すことを楽しんでいる。"Phantom Limb Masturbation"と"Raped In Hatred By Vines Of Thorn"の2曲は独創性に富んだホラー映画『死霊のはらわた』に関した歌詞になっている。1曲目の"In Hell Is Where She Waits For Me"ではバンド名の由来でもある1947年の有名な未解決殺人事件に初めて直接触れている。「いままでほのめかしたことはあったが、ガッツリそれについて触れるのは今回が初めてだ。これは葬式に匿名で参列するエリザベス・ショート殺人者の視点から書かれている。彼は楽しむため、そして彼女との関係を思い出すためにそこにいる。彼女はある意味彼にとってトロフィーで、その殺人はアメリカン・ドリームの象徴的な死なんだ。彼女は夢を見てカリフォルニアに出てきた女優で、その殺人は残忍で邪悪なものだった。そしてそれは怪しいアンダーグラウンドの要素を白日の下に晒したんだ。これはアメリカがどんどん暗くなっていくことを知らせる出来事だった。ここから更に世の中は暴力的になっていくんだ。最初にこのイメージを思い浮かべた時、これはいいと思った。ファンもこの曲で凄くエキサイトしてくれると思う。」とトレヴァーは語っている。
アルバムタイトルの『Everblack』死の冷酷さと楽しみにする死後の世界などないことを表している。木箱の中に独り入れられてしまったことを知って発生する拭えないリアリティだ。そして全ての曲はこのテーマに関連している。また、これはニコラス・ケラーによる不安を覚えさせながらも美しいアートワークとも密接に関連している。ニコラスの仕事もまたこの作品をオールドスクール・デスメタルの年代史の中に埋め込む手助けをしたと言えよう。ただ、この意味づけは最初に出たアイディアではなかったとトレヴァーは言っている。「新しいメンバーが入っても俺たちはTHE BLACK DAHLIA MURDERであり続けるわけで、それを含んだ意味で『Everblack』というタイトルにしようと思っていたんだ」。
最もダイナミックでメロディック、彼らの力を完全に形にした前作、2011年発売の『Ritual』は彼らの根強いファンベースからの熱い支持を受け、世界中をヘッドライナーやCANNIBAL CORPSEやAMON AMARTHのサポートとしてツアーして周った。これに続く作品を制作するにあたってトレヴァーは多少プレッシャーを感じていたことを認めている。「『Everblack』を書いている時、俺たちは『Ritual』という化け物と戦わなければいけなかった。あのアルバムは俺たちが作った中で最大のそして最高に練られた、俺たちのサウンドが進化した作品だった。だけどこれが自作の制作に入った途端、その存在がモンスターと化してしまった。『Everblack』の曲はリフも良いし、今までで一番メロディックだし、分かりやすい。決して曲がメロウという意味ではなく、作曲力が純粋に上がった。俺たちの全てを次のレベルに持って行きたいという強い気持ちが出たんだ。」
これはアルバム10曲を通して明白に表れている。それぞれの曲が強烈な破壊力とと同時に魅力的なフックとオドロオドロしい雰囲気を持っており、これは正にバンドが得意とするところだ。そしてこのそれぞれの要素が、どこを取っても全く衰えることも方向転換することもなく、次のステージへと格上げされているのだ。つまり聴けば直ぐにTHE BLACK DAHLIA MURDERだと分かるサウンドに仕上がっている。
ギタリストのブライアンは今回のアルバムはシンプルにバンドが今出来る最高のことを形にしたものだと言っている。「俺たちがやることは常にBLACK DAHLIAスタイルだ。だが常にそれぞれの曲が個性を持つように心がけている。そうすれば今回含めて6枚になったアルバムの全ての曲の中で、それぞれの曲が埋もれることがなくなるからだ。俺たちが誤魔化しや小ズルい戦略に走ることはないし、女々しくなることもない。バンド内で『ここにどんなの入れたらカッコイイ?』って聴いた時に『Meat Loafみたいなフレーズ入れようぜ!』っていうヤツもいない。俺たちは俺たちだし、それを俺たちは誇りに思ってるんだ。」
今までの作品でもあったようなブルータル且つ巧妙なリフがふんだんに盛り込まれ、リードも強烈だ。ブライアンと、同じくギタリストのライアン・ナイトの2人は、今回もテクニカルなプレイスタイルと鋭いフックを生み出す作曲能力で更に作品のレベルを高めた。ソロの中には即興で弾いたものも多いという。今回は普段控え目なライアンもソロパートの部分ではレコーディングでしっかり主張をし、大活躍したという。
また、バンドを去ったライアン・ウィリアムズとシャノン・ルーカスの後に加入した、ベースのマックス・ラベル(ex.DESPISED ICON、GORATORY)とドラムのアラン・キャシディ(ex.ABIGAIL WILLIAMS)の2人はTHE BLACK DAHLIA MURDERのメンバーとして初めてのレコーディングに参加した。トレヴァーは「この2人は『Everblack』を通してたくさんのことを証明できるだろうと思ったし、それぞれのパートがステップアップすると思った。マックスは既に知り合いだったんだけど、彼はポジティブなヤツなんだ。彼はステージ上で強烈な存在感を放つんだけど、それがバンド全体にとって凄く力になるんだ。彼はダーティーで唸るようなベースサウンドをもたらし、そのお蔭でヘヴィーなパートがよりヘヴィーになった。」と語った。そして23歳のドラマーキャシディは天才だと言う。彼の情熱と能力が完璧にフィットしたという。「彼は凄くドラムプレイに関してクリエイティブで、素晴らしいスタイルをバンドにもたらした。」ちなみにライアン・ウィリアムズはバンドのメンバーではなくなったものの、アルバムのプロダクションに関わっている。
歌詞の面では彼らの強力な特徴でもある明確なホラーを基本にした物語の数々となっている。既存の曲の焼き直しは一切ない。最高のデスメタルに関する話や、陰惨だが見ずにいられない自動車事故に関するものまで様々だ。トレヴァーは恐怖をこういった空想から生み出すことを楽しんでいる。"Phantom Limb Masturbation"と"Raped In Hatred By Vines Of Thorn"の2曲は独創性に富んだホラー映画『死霊のはらわた』に関した歌詞になっている。1曲目の"In Hell Is Where She Waits For Me"ではバンド名の由来でもある1947年の有名な未解決殺人事件に初めて直接触れている。「いままでほのめかしたことはあったが、ガッツリそれについて触れるのは今回が初めてだ。これは葬式に匿名で参列するエリザベス・ショート殺人者の視点から書かれている。彼は楽しむため、そして彼女との関係を思い出すためにそこにいる。彼女はある意味彼にとってトロフィーで、その殺人はアメリカン・ドリームの象徴的な死なんだ。彼女は夢を見てカリフォルニアに出てきた女優で、その殺人は残忍で邪悪なものだった。そしてそれは怪しいアンダーグラウンドの要素を白日の下に晒したんだ。これはアメリカがどんどん暗くなっていくことを知らせる出来事だった。ここから更に世の中は暴力的になっていくんだ。最初にこのイメージを思い浮かべた時、これはいいと思った。ファンもこの曲で凄くエキサイトしてくれると思う。」とトレヴァーは語っている。
アルバムタイトルの『Everblack』死の冷酷さと楽しみにする死後の世界などないことを表している。木箱の中に独り入れられてしまったことを知って発生する拭えないリアリティだ。そして全ての曲はこのテーマに関連している。また、これはニコラス・ケラーによる不安を覚えさせながらも美しいアートワークとも密接に関連している。ニコラスの仕事もまたこの作品をオールドスクール・デスメタルの年代史の中に埋め込む手助けをしたと言えよう。ただ、この意味づけは最初に出たアイディアではなかったとトレヴァーは言っている。「新しいメンバーが入っても俺たちはTHE BLACK DAHLIA MURDERであり続けるわけで、それを含んだ意味で『Everblack』というタイトルにしようと思っていたんだ」。